残念な商品写真の撮り方
Point
・残念な商品写真になってしまう原因を、具体的に挙げることが改善への一歩。
商品写真を良くしたい、では、その写真のどこが悪いため良くならないのでしょうか。
今回は、「悪い商品写真」、もしくは「残念な商品写真」を参考に、その原因を挙げ、改善点を明確にしていきましょう。
「財布」を例にした商品写真の一覧
実は、この二つの一覧写真、両方とも同じカメラで撮影しています。
なぜ同じカメラで良い悪いの差が出てしまうのか一枚ずつ確認してみましょう。
残念な商品写真の原因
撮影時に明るさが合っていませんね。撮影時に明るさの調整ができる「露出補正」の機能を利用してみましょう。もしくは、写真加工で明るさを調整してからアップしましょう。
→露出補正
「歪み」が原因で財布の上側が大きく、下側はすぼまってしまっていますね。レンズの使い方を確認しましょう。
単一色の商品で凹凸の少ない商品を、ピント合わせをオートで撮影していると良くおこりますね。レンズのオートをマニュアルに変えてから目で見てしっかりと合わせましょう。
像が二重になっている場合には、シャッターを押す際にカメラがぶれています。シャッター速度が1/80より遅くなる場合には三脚を利用しましょう。
商品の色味が実物と違っていますね。ホワイトバランスの設定を確認しましょう。
→ホワイトバランス 初めての設定編
→マニュアルでホワイトバランスの設定
革の質感を伝えるために寄って撮影しているのに、質感が出ていませんね。この撮影の時にはカメラ内蔵のフラッシュが光っていました。カメラについているフラッシュをそのまま使用すると明るさは補正されますが質感が失われてしまいます。商品撮影の際には、カメラ内蔵のフラッシュはオフにしておきましょう。
残念な商品写真、その原因まとめ
1、暗い
2、歪んでいる
3、ピントが合っていない4、ぶれている
5、色がおかしい
6、質感がない
今回の原因、全てカメラの使い方によって起きているものです。
お気づきですか?そうです、今迄より高いカメラに買い替えただけでは商品写真は良くならないのです。原因を考え、それを改善していくことが商品写真を良くすることにつながります。