アクセサリーの輝きを、しっかりと撮影するためのコツ
こんにちは、UTSUSU写真講座講師の赤石です。
■ジュエリーや宝石などアクセサリーの輝きを、しっかりと撮影するためのコツをおさえましょう。
指輪やイヤリングなどの宝石の輝きを撮影するためには、プロが使うような一眼レフが必要だと思い込んでいませんか?高いカメラを使いこなせば、きっとアクセサリーがきれいに撮れる? いいえ、実はカメラだけではアクセサリーを輝かせて撮ることはできません。
今では、スマホのカメラで撮影をしたインスタグラムの写真であっても、綺麗で、そのアクセサリーを購入したくなります。
■1 見る角度や位置を変えて、目で見て輝いているとわかる位置を探す。
そのために、まずはカメラを置きましょう。
カメラを置くって、使わないってこと?
そうです、最初からはカメラは使いません。
窓からの光を利用しながら、アクセサリーの輝きを撮影するためには、実際に見ている状態でアクセサリーが輝いて見えていることが大切です。アクセサリーを色々な角度から見ること、真上から見たり、ナナメから見たり、見る角度を変えながら輝いて見える位置を探すことです。光の当たり方で輝いている位置をみつけたら、そこでカメラを構える。
アクセサリーの輝きは、カメラが輝かせてくれるのではなく、輝いている状態をカメラが写しとっているだけなのです。
石の輝きに注意しながら見る位置を変えて。
<真上から見たとき>
<斜めから見たとき>
斜めから見たときには、石の透明感が感じられます。
■2 アクセサリーから20cm以上離れて撮影する。
見る角度を変えて、輝く位置を探したら、その位置でカメラを持って撮影をします。大きく写そうと近寄りすぎると、アクセサリーに差し込む光を遮ってしまい輝きがなくなる場合があります。光を遮らないように、20cm以上は離れて撮影しましょう。
*スマホなどの場合には、1.5倍くらいまで拡大すると撮影しやすくなります。
■3 写真全体が暗くなるときには、カメラの機能「露出補正」を使って写真を明るく。
せっかく輝いていても、写真が暗くては商品の魅力は伝わりづらくなります。
特に、白の背景では、カメラにお任せの場合には写真が暗くなりがち。
絶対的に暗くなるときには、カメラでの明るさの調整をしましょう。
一眼レフやコンパクトカメラには、写真全体の明るさを調整するための機能「露出補正」があります。
「露出補正」の機能を利用して、撮影時に明るさを適切に撮影します。
スマホなどのカメラを使う場合には、明るさの調整で写真の明るさを変えます。
iphoneなら合わせたいところを長押しすると、ピントが合う枠の横に「太陽マーク」が現れます。このときに上にスワイプ(指を押したまま上になぞる)すると、より明るく。下にスワイプすると、より暗くなります。
androidは機種によりますが、撮影の際の画面で、明るさの設定から、明るさを調整することができます。
カメラの使い方に慣れないからアクセサリーをきちんと写せないのかな?とお悩みの方。
まずはカメラを使わずに、目で見て、アクセサリーが輝いている!と見える位置を探してください。それだけで、今までよりも魅力的にアクセサリーを撮影することができますよ。
◇ご案内 撮影を体験しながら学びませんか。
utsusuの写真講座では、アクセサリーに特化した集中講座を開催しています。
少人数の講座だから、わからないことも気軽に質問できます。